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関東地区の銅スクラップ市場で、売り手である集荷業者と買い手の直納問屋の間で折り合いが付かず、成約に至らないケースが目立っている。
両者の間で取引価格に対するギャップが広がっているためだ。発生薄や指標相場の堅調さから、売り手は高値での販売を希望。
一方で買い手には相場リスクや伸銅メーカーの購買意欲の低調さを考慮し、極力買値を抑えたい方針だ。
関東の有力直納問屋社長は「普段付き合いのない鉄スクラップ業者などからも売り込みは増えてきたが、成約率は非常に悪い。
足元建値だけを基準に購買できないことをなかなか理解されない」と語る。